DT脳の恐怖

PofEAA勉強会、Rubyの会会長は高橋さんの知見。
Dynamic Typingに慣れきってしまう、すなわちDT脳に侵されてしまうと、戻り値の型を意識しなくなり、Hashを返したりArrayを返したりStructを返したりしてしまうとのこと。
なので、PofEAA 12-10 のマッパーがインスタンスを返す際に、マッパーの使用者側が
楽に(ダウンキャストなんかをせずに)使えるようにするにはどうすりゃいいか、という悩みが実感できなくなってしまいます。

ということでDT脳に侵されつつある私も、たまにJavaを触ると以下のような症状が出てしまいます。

  • 戻り値を書くのを忘れてコンパイラに怒られる。
  • とりあえず(Object)にキャスト。使うときはその場でダウンキャスト。
  • もしくはインターフェースや抽象クラスが無駄に増える。なんでも多態。
  • Tiger以降では総称/Genericsを使いまくってコンパイラおばさんに怒られるorz。宣言箇所のソースもすごく汚くなっちゃいますし。
  • DIのよさがよくわからなくなる。いや有用性はよくわかるんですが。

Java週間 -> Rubyに復帰は比較的楽なんですが、その逆が苦労するのはDT脳が原因なんでしょうね。