RailsによるアジャイルWebアプケーション開発 第二版

献本いただきました。ありがとうございます。

RailsによるアジャイルWebアプリケーション開発 第2版

RailsによるアジャイルWebアプリケーション開発 第2版

ざっと読んだ感じですが、待っていたかたがたの期待に違わず、とてもお薦めの良書です。とりあえずこのシリーズ(AWDwR#1st, 2nd, 同書第一版)のどれも持っていないという人は買った方がいいです。明らかに。

内容はこれまたみなさん御存じでしょうが、Ruby on Railsチュートリアルとしてそれなりの規模のアプリケーションを作っていく前半と各コンポーネントを掘り下げていく後半部に分かれています。この後半部は実は第一版を洋書で読みながらバリバリ使っていたような人にもおすすめ。意外と知らないことがあったり、古いバージョンの知識で作ってることも多いかと。

あとテストもしっかりみっちり書いてあっていいです。ページ数にして40p。テストファーストではありませんが、前半部で実際に作ったアプリのテストを書きますので、Ruby on Railsアプリケーションのテストの勘所が夢想できるのではないでしょうか。勘所、ていうのは実際はいっぱい書かないとわからないですが*1、少なくともとても良質な素振り素材であることは間違いありません。ただしassert_selectを選択アサーションと訳すのは微妙に感じました。うーん。

ということで、ほとんどの人が楽しみにしていたであろう同書ですが、ハイ。期待どおり良書です。英語版を持ってる、とかじゃなければぜひ手元に置いておくことをお薦めします。日本語で読めるほぼ唯一のRails 1.2対応書籍ですし

10/27 21:30追記

kakutaniさんから突っ込みをいただきました。Rails 1.2対応書籍はすでにあったみたいです。コメント参照。

*1:てか「これだ!」という正解はあるのかな