『ライド・オン・Rails Ruby on Railsを徹底攻略』感想

ざっと読みました。一言で言うと「Rails for 現場」。

実際にRailsでアプリケーションを作ろうとしたときに必要となるトピックが中心でした。すでにある程度Railsを使ってる人が想定読者だと思われます。
個人的にツボだったのはExcel帳票をダウンロードする方法、というトピック。実装方法自体はいろいろ合せ技で、調べたり考えたりすれば分かることではあるんですけど、そういうスタンスつまり「実際の現場で使うことになるテクニックを詰め合わせました。」という観点からのRails本です。その他にも、日本語周りを含め、現場で使えるプラグインもいっぱい紹介されています。

AWDwRRailsというフレームワーク自体の紹介が中心となっていますし、現在読書中の「はじめようRails」ではRailsを使った開発の雰囲気を"実況中継"していて、それぞれ高いレベルでまとまっているわけですが、それらとの住み分けがちゃんと考えられている本です。

で、こういう応用系の本が出てくると何がうれしいかというと、他人に読ませるとその辺のテクニックを使ったアプリの引継ぎがしやすくなること。なのでまず「はじめよう」を読ませて基本と雰囲気をつかませつつ、その間にちょっとしたアプリをこちらで作り、「ライド・オン」を渡して引き継ぐ、と。ちょっと夢見がちなバラ色Exit計画ですが、意外と悪くないかも、という感想を持ちました。

あと、拙作のNotOnRails::Validationsも(予想よりも大きく)取上げられていました。ありがとうございます。

ライド・オン・Rails Ruby on Railsを徹底攻略

ライド・オン・Rails Ruby on Railsを徹底攻略