生まれて初めて金縛りになった

何か昨夜寝ていたときのこと。夜中(周りがうっすら明るかったから明け方だと思う)にふと目が覚めました。金縛りってほんとに全然動けないんですね。20歳までに金縛りを経験しないともう金縛りに遭わない、とかいう小咄を聞いたことがあるんですが、あれは嘘だった、と。

なかなか珍しい体験だったので覚えている限りメモ。
何か顔にものが乗っかっている感じがしてふと目が覚めました。隣で寝ている妻の手かと思って払いのけた(と思った)んですが、全然払いのけられず。
続いて*1、何か口に手を突っ込まれてるような感覚が。このころはまだ金縛りとかに気づいてないんで、突っ込まれている(と思った)手を噛んじゃいけない、と思って口を開こうとしたら開かない。横を見るに、どうも妻の手は二本とも外にあるのでw 噛んで怪我させたりはしなくてよさそう、と変な安心をしました。

で、このへんで気づいたんですが、体が動かない。全く。手とか足とかが全然動かない。これはびっくりして金縛りktkrとか思ってました。ちなみに眼球と舌は動いたので、改めて何もかじっていないことを確認。

意識はハッキリしていて、これが金縛りだということや、金縛りはレム睡眠が云々であって心霊現象ではないことくらいは認知できていたので、まぁとりあえず落ち着け俺、と。深呼吸*2したり素数を数えたりしましたが一向に解ける気配はありませんでした。あと体が普段より小さくなった感覚が印象的でした。

そんなこんなで生まれて初めての金縛りを 3分くらい楽しんで、「おぉ、ホントに全く完全に非のうちどころがないくらい動かない。これはすごい」とか思ってましたが、さすがに段々やめたくなってきます。暑かったせいか手足が布団から出ていて、それもまた無防備感が高まり不安感をあおります。で、もう必死。隣の妻に気づかせようと声を出そうとしても全然でない。うーうーうなるくらいが関の山。うなるのも音があんまり出ず。

結局、このへんで寝返りを打った妻がぶつかって、それを知覚した瞬間に金縛り解除。手足があったかくなって普通に動けるようになりました。なるほどきっかけさえあれば解除されるのか。

起きてからWikipediaを引いてみたら(Wikipedia:金縛り)どうやら開眼型とかいうタイプの金縛りだった模様です。とりあえず恐くはありませんでしたが、何か不思議な感じでした。またやりたい、、とは思わないけど、勝手になるぶんにはまぁいいか、「二度と経験したくない」という程は嫌じゃなかったです。

*1:いま思えば口の周りの筋肉が変な具合になってたんでしょうが

*2:できてないけどした気分になった