オブジェクト倶楽部 2006夏イベント

いってきました。暑かった。熱かった。
やりすぎだろう、と思うくらいの好天の中、オブラブに初参加してきました。

とりあえず予告どおりid:habuakihiroさんのサインをゲット。もうこれで満足です。お昼前でバタバタしてたとか、サインをもらいながら緊張しまくったとかであまりお話ができなかったのは残念でしたけど。
Rails勉強会に来ていただいてERDレッスンのお話をお願いできないかなぁ、と。次回のRails勉強会セッション案をみる限り、かなり羽生さんのホームになる見込みですので。

色々な刺激を受けたんですが、あとから見返して覚えておきたいことをいくつか。

『仕事で必要なことはフローチャートで学んだ』(羽生さん)

以下ノートからの起こし。

  • フローチャートは実は二次元
    • 二重箱(モジュール/定義済み処理)を丁寧に展開していけば、結局ツリー構造を内包している。
    • モジュールかをきちんとしないからフローチャートがダサくなる。
      • 基本形はIPO。Input-Process-Output。入りは当然として、出をちゃんと一つにしろ、と。
    • フローチャートの記号、本質的に必要なのはごくわずか。色々使おうとするから大変になる。
      • ○: スタート、エンド
      • □: 処理
      • ◇: 条件分岐
      • →: 矢印つまりフロー
      • 二重□:モジュール・定義済み処理
    • 繰り返しは矢印と条件分岐で表現できる。順接は無分岐という種類の分岐である、と。
  • 条件分岐は集合
    • この世には二種類の処理しかない。条件が真の処理と偽の処理だ。
    • 三分岐とかネストした分岐は極力(絶対?)避ける
      • というか、そこをごちゃごちゃさせていくと集合の境界が融ける。バグの温床。
    • フローというと流れだけれども、条件分岐を行うということは真の集合と偽の集合のふたつに世界をわけること。
  • フローチャートに中心はない
    • 業務フロー(上流だ!)をブレークダウンすれば実装につながる。
    • 最上流のフローも「お客さまがビジネスとすることに決めた仕事群の集合」
  • まとめ

業務フローから実装までつながる、という知見をうかがえたところが一番の満足ポイントでした。そうするとあとはメモリマップ = データ構造 = 業務/会社のリソースという観点との組合せで、ああ、そこにたどり着くのね、と。
機会があればそちらのお話もぜひ聞いてみたいです。

Ruby道(みち)チュートリアル

チュートリアルで class_eval はどうなんだろう、とは思いましたが、あとでかずひこさんに伺ったら「Ruby」ではなく「Ruby道」のチュートリアルだったということで。それなら納得。

途中からは class_eval("def #{method}(*args, &block)...")を class_eval do ... end で書けないかとしばらく悩んでましたがやっぱり難しいみたいです。残念。
やはりRuby会議Tシャツを来ていくべきだったなぁ、というのは後悔してます。あまり汗まみれにするのももったいなかった、という理由ではあったんですが、、、残念。

あと、懇親会の場で初めてかずひこさんとまともにお話ができました。名刺もいただいて感激であります。

パネル「変わりゆくソフトウェア開発の中で変わらないもの」

  • DRY重要。One fact IN One place.
  • コミュニティは場を作るというのは本当にそうですね。勉強会やイベントに参加し出してまだ一年くらいですが、本当にいろんなことがありました。
    • コミュニティは出会いを加速して、出会いは変化を加速する、という感じで実感してます。
      • 変化は(あとから振り返れば)成長につながるのかな?実感はないけどつながればいいなぁ。つながるはず。
    • ただ、守破離の話でもフローチャートの話でもそうだけれども、自分がもともと属していた場でももっともっと色々と学べることはあったはずだよなぁ、ともったいない気持ちになりました。
      • いまからでも目を開いて学ぶのに遅すぎる、ということはないはずですが。
      • 残り少なくはありますが、いまの立ち位置でしか学べないものはしっかり学ばねば。

このへんを書いていたらドイツが先制されました。しょんぼり。

LT

  • 大森さんの話にはちょっとほろっと来た。
    • 身につまされるところも多々 >自分の会社の周りの人を見くびる
    • ↑につながりますが、目を開いてなきゃ見えないんですよね。だから目を開こう、と。勉強会やイベントですごい人をみると、無理矢理にでも目を開かされるなぁ、と。
  • 歌がすごくよかったです。
  • rubytokはかなりよさそう。あとで読む。
    • 予期する値を"# =>"で示すとRubyAPIドキュメントっぽいなぁ、と。

懇親会など

  • かずひこさんと話せた
  • 須藤さんとも話せた
  • 永和の人達といっぱい喋れたのも大収穫でした。
  • 和田さんとも話せた
    • Buriの話に興味津津。
    • 処理対象のお仕事を適切な仕事のシーンにインジェクトする、という方向で外してはないとのこと。
    • SQL重要。S2Daoはそう生きるんですねぇ、と納得。
      • 最近のRails勉強会はDBネタが吹き荒れてますので、お時間さえ合えばいらっしゃってお話を聞かせてください、と。アウェーじゃないですよ。むしろホーム。

以上、という感じで、初めてのオブラブもたっぷり楽しんで参りました。スタッフの方々、スピーカーの方々本当にお疲れ様でした&ありがとうございました。